第2回 銀座 きものでカランコロン

銀座の柳に誘われてモダンな街をゆるり散策

  • 銀座散策
  • おしゃれな箸置きをそろえている噂のお店「夏野」
  • 田丸姉妹がデザインしたオリジナルアクセサリー「TAMARU産」

 心地よい陽気に恵まれた、とある休日。きものを着たくて ウズウズしている香織さんが、真紀子さんと瑠美さんを銀座へと誘いました。 「どうして銀座なの?」と聞かれた香織さんは「古き良き日本を味わうツアーなの」と、にっこり。これには瑠美さんも大賛成!「美味しいお店もいっぱいあるよね」と真紀子さんも張り切ります。さっそく仲良し3人組で、銀座散策をすることにしました。

 外国の観光客の人たちの視線にちょっと照れつつ、まず向かったのは、鮮やかな赤い暖簾が揺れる「夏野」。銘木で作った箸や、おしゃれな箸置きをそろえている噂のお店に、香織さんは一度きてみたかったそう。
 店内に所狭しと並ぶ箸の中には、7世紀頃に作られていたピンセット型の「古代箸」や、女性の手元が美しく見える「利休箸」など、初めて見るものがたくさんあります。ほかにも、ウサギや金魚、スイカをモチーフにしたかわいい箸置きがずらり。「専用金具を使えば、一度挑戦してみたかったの」と真紀子さん。確かに、季節感のあるモチーフの箸置きは、きものを飾るのにもお似合いです。「個性も出せるよね」と香織さん。自分好みのものがきっと見つかるはずです。

 日本の箸文化のよさを堪能した3人が次に向かったのは「TAMARU産」。オーナーの田丸姉妹がデザインしたオリジナルアクセサリーが、宝石箱のように並ぶショップです。シンプルなきもののスタイルもいいけれど、デコラティブなかわいさも、きもの女子にははずせません。上品に揺れるチャームがついたかんざしや、帯留めにも使えるブローチを手にとって仲良く選び合い。今日のきものに似合う一品を見つけて、大満足でお店を後にしました。